Linen Denim Trousers リネンデニムトラウザーズ
- mete
- Mar 22, 2022
- 2 min read
リネンデニムで、本格的なテイラー仕立てのトラウザーズを製作しました。今までデニムを扱ってきたので、折角ならデニムでもやってみようと。ただのデニムではなく、少しひねってリネンデニムにしました。コットンよりリネンのほうがドレッシーで、トラウザーズに仕立てたときにより映えるかなと考えたからです。
まずデザイン、仕様を決めて型入れ。今回は仮縫いして調整してから縫っていきました。

尻周りをすっきりさせ、今まで作った中で一番すっきりとしたシルエットに。でも流行のぴっちりしたパンツではなく、クラシックな中に上品さがあるシルエットを目指しました。それから仮縫いして、シルエットを確認。修正して裁断。


身頃のくせとりや膝裏あて、ダーツの処理、小物作り、ポケット作りなどどんどんすすめていきます。
今回はステッチはミシン縫いですが、手縫い箇所もあります。腰裏や裾などのまつり系、ボタンホール、前カンとめつけなど。手縫い糸は蝋引きして使います。



前ダーツは当初2アウトタックの予定でしたが、途中で変更して外側のタックを消したタックにしました。名前がなんというかわかりませんが。
後ろポケットはカーブさしています。手作り感が出るので、直線のものより個人的に好きです。

脇を入れた後は帯をつけて天狗をつけ、帯の芯据えをしていきます。今回は前たてに麻芯、前身返しはアルパカ、天狗はシーチング、帯は毛芯と場所によって芯を使い分けています。身体のカーブをイメージしながら帯の芯据えをしていると、段々立体的になってくるのが分かるので楽しいです。

後ろに尾錠ではなく、今回はサイドアジャスターにしました。

サイドアジャスターをつけて腰裏を被せてしつけどめ。


腰裏を星を抜いてとめていきます。ポツポツと出る縫い方を、星を抜くといいます。裾や内掛け釦、持ち出しの釦などまとめて、仕上げアイロンして、完成となりました。











パンツの製作前に、古美術を独自の審美眼で蒐集されている方とお話する機会があり、美しいパンツとは何か改めて考え続けながら製作しました。今後の製作においても、より美しいものをつくれるよう精進していきたいと思います。最後までお付き合いいただき、誠に有難う御座いました。また機会がありましたら是非ご覧くださいませ。
R4.3.22 Mete 中丸



Comments