ハンドステッチ セルヴィッジデニムジャケット
- mete
- Mar 10, 2022
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Updated: Mar 11, 2022
大変無沙汰をしてしまいました。久しぶりに記事を書かせて頂きます。
このブログでは、前回まではフルオーダーの製作過程のご紹介をしてきましたが、新しくジャケットを製作したのでそのことを書きます。
作るきっかけとしては、ちょっとした外出で人に合うときにジャケットを着たいけれど、フルオーダーを着るのには肩が凝る。。そんなときに気軽に着れるものを、ということで始めました。これから春になるので丁度良い、なんて思い。
素材は14オンスのセルヴィッジデニム。表面の凹凸が素朴な生地感です。まずはデザイン、仕様決め。

しっかりした素材なので、裏をつけると重たくなってしまうので裏無しの一枚仕立てに。画像の右端に写っているのは一枚仕立てのジャケット見本。古いもので、丁寧にはざししてありました。これを見て「一枚仕立てでもハザシできる」と思ったのです。全体的に粗い仕様だったので、細かい仕様は自分で考えないといけませんでしたが。次に裁断。

一枚仕立てなので、パーツ数は少ないですが裏の処理や着たときの立体感をどうしよう、、と悩みました。AHはパイピング、縫い代は割って二つ折り。見返しは大見返しでラペルをハザシして身頃と星を抜いてとめていき、ジャケットらしい立体感を出す工夫をしました。芯地は衿に麻芯、見返しに毛芯を使っています。ダーツをとって箱ポケットとアウトポケット作り。


アウトポケットは身頃のカーブに沿うようにつけ、さらに手を入れやすいようペン一本分ゆとりを入れました。見た目の美しさは損なわないよう、でも多少の機能性も考慮した結果です。
次はラペルのハザシです。デニムの厚みで針を刺す指がなかなか辛かったです。

前後ろ身頃をくっつけて衿作り。ここもハザシしました。やはり指が辛い(泣)

アイロンでクセを取る(生地を曲げて身体に沿うようにすること)と、ふんわりカーブして上の写真のような衿の形になります。
見返しと身頃を合わせていきます。だんだんかたちが見えてきます。

今回は全てハンドステッチ。ポケットと身頃の前端、裾、衿を手でステッチを入れました。
袖をつけて、まとめてボタンホールも手で作り、仕上げアイロン。








この素材でハザシするとどうなるんだろう?と最初は思っていたのですが、ラペルの返りと衿の返りが良い具合になることが分かりました。セルヴィッジデニムをテーラーの技法で仕立てみる、面白い試みでした。
こちらのジャケット、パターンオーダーも受け付けます。生地、サイズを変えてオーダーいただけます。もしご興味のある方おられましたらご連絡ください。お問い合わせ先はこのHPのオーダーフォーム、またはhirokazu.nakamaru@gmail.comまでお願いいたします。
最後までお付き合いいただいた皆様、どうもありがとうございました。これからも製作に励んでいきますので、お付き合いいただけますと幸いです。



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